泉区向陽台で学習塾を始めた心理師のブログ

スクールカウンセラー・特支巡回相談の傍ら、引っ越してきた住宅街で個別学習教室を始めました。

プリズム眼鏡_見えにくい子のための情報を地方で探す

文字が読みづらいお子さんや

どうも目の使い方が育っていないお子さんは

毎年のように増えている気がします。

 

LDもあるかもしれないですが…

それはそれとして、目の機能がちょっと・かなり弱いかもしれない。

という場合に

検査してくれたり場合によってプリズム眼鏡の処方をしてくれるところを

地元で探してみました。

 

プリズム眼鏡は、視力矯正ではなくて

斜視・斜位を矯正する眼鏡のことで、

大人の場合は眼鏡市場さんなどでも検査可能だそうです。

眼鏡市場さんは、

細やかな検査でいろんな見えづらさに対応する眼鏡をつくってくれる眼鏡屋さんです。

透明の三角柱が光を屈折させる特徴からプリズム眼鏡というんですね

が、瞳孔を開いての検査が眼鏡のお店ではできないため

小児の場合はそれでかなり変わってしまう場合がありますし

見えづらさの背景にはほかにもいろいろな要因が考えられるようなので

まずは眼科で処方箋をもらったほうがよさそうです。

 

通常の眼科クリニックでは

「両眼視機能検査」「プリズム眼鏡処方」はどちらもやってないことが多く

ロービジョンケアがあるような大きい病院や発達センターは紹介状が必要とのこと。

 

地域連携室のある中くらいの総合病院に電話して聞いてみると

詳細な検査が必要な小児は「仙台医療センター」に紹介してくれるそうでした。

 

調べてみてわかったのは

子どもの特別支援に必要な両眼視機能検査やロービジョンケアは

東京ではともかく地方ではまだまだ一般に知られていず

ちゃんと診てもらうのになかなかの労力がかかるということ。

 

そしてもっと重要なのは、

詳しい検査をしても対処方法がさほど確立されていないので

本当に子どもたちの支援をしようとしたら

いろいろな工夫や配慮や、

わかってくれる人の存在が必要になるということでした。

 

ここまで調べたところで

さっき問合せのお電話をしたクリニックさんから

追加情報の連絡をいただきました。

「お子さんの見えづらさについて相談に乗ってくれるところを調べました」

とのことでとてもありがたかったです。

 

NPO法人アイサポート仙台

視覚障害支援の団体さんでロービジョンについても相談可能のようです。

 

宮城県立視覚支援学校
見え方に心配があるお子さんの教育相談窓口がありました。

進路はもちろん、指導方法や教材についても教えてくれるようです。

 

なるほど…

視覚障害の団体さんや学校は各自治体にありますね。

そこが一番情報を持っているというのは納得です。

 

東京以外にお住いの皆さん、お役立てくださいね。