泉区向陽台で学習塾を始めた心理師のブログ

スクールカウンセラー・特支巡回相談の傍ら、引っ越してきた住宅街で個別学習教室を始めました。

愛すべき凸凹 久能整くん

ミステリと言う勿れ、ドラマみてます。

整くん、菅田くんがやるからなんかかっこいいふうだけど、実際に目の前にいたらかなりの変人だろうなあ。

ずっと襟巻きしてる。カレーばっかりつくる。思ったことがすぐ口に出ちゃう。感情の起伏が少ない。友達いない。違和感を放っておけない。よくうざいと言われる。独り言多い。

これはもう意識的に、凸凹くんとして描かれていると思います。

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原作では5巻

 

原作で、恩人らしき心療内科医や心理学の先生から、小さい頃に考えることを動機づけられるシーンがある。

「当たり前にそこにあるもの

ある言葉

なぜそうなのか

誰が決めたのか

いっぱい考えてみるといいよ」

これは、恩人の提案でその日から急にそうしたっていうよりも、こだわって考える子だなっていう観察ありきで、彼がより自分らしく生きるためにその方向に背中を押してもらったと理解できる。

そういう大人でありたいよね。

 

こういう役を菅田くんが演じるって、すごく大きい。

特性全開で愛される。人の役に立つ。

みんなに、すごい、かっこいいって思われる。

凸凹くんの理想の生き方だ。うれしい。

 

小さい違和感をそのままにしない。

それだけで、誰でも整くんみたいな名探偵になれるってことでもある。

こだわりはパワーだよ。