おたより2023年2月号
氷点下となり、水道が止まらないか、雪かきは間に合うか、
心配な日々が続いていますね。
大人は何かと気をもみますが、子どもたちには安全・安心を感じられるよう、見守っていきたいなと感じる毎日です。
中学・高校では受験シーズン真っ只中。これまで勉強したすべての積み重ねを発揮している様子を垣間見て、教室の子どもたちの未来がますます楽しみになりました。
タコピー最終話を読んで、学習塾をやろうと思ったきっかけを思い出した話
タコピーの原罪、最終話を読んで、
どうして教室がやりたくなったのかのもう一つの理由を思い出しました。
『タコピーの原罪』
— タイザン5 (@taizan_5) 2022年3月24日
最終話が配信されました。https://t.co/dFoM9Lrzpy
コミックス下巻は4月4日発売です。
何卒よろしくお願いいたします…! pic.twitter.com/WBe6Y5RvUj
ちなみに一つ目の理由はここに。
上の記事にも書きましたが、子どもたちを取り巻く環境は本当にシビアです。
なのですが、スクールカウンセラー(以下SC)という存在は、大人が期待するほどには、子どもたちにとって身近ではないです。
もちろんSCの努力や学校の体制によって、そうじゃない場合もあるでしょうが、地域の保護者として10年くらい学校を見た印象と、外部の援助者として、週1のSCとして関わったすべての経験でそう思います。
わたしがいる中学校では、
先生たちが日々の生徒指導で気になっている子をたくさん、相談室に送ってくれて、
それはそれで忙しいのですが、初来室に限っては子どもが自らの意思でくることはほとんどありません。
これはよくも悪くも、相談に来たときにはもうかなり問題は深まっている、ということでもあります。
本来心の問題というのは予防が大事です。
もっと早く誰かに話していたら、
ダメージをためすぎずに対処を思いつくことができる、ということはたくさんあるんですが、なかなかそうはならないんですよね。。。
そう考えるとやはり、もっと気軽に話せる斜めの関係の大人がいたほうがよいのです。
それも、住宅街で教室をしようと思った理由の一つです。
タコピーのしずかちゃんとまりなちゃんは小学4年生でした。
この年頃からどんどん、中学にあがるとさらにいろいろ起こって、勉強に友達にと悩む年ごろですね。
友達づてに、困ったらあそこにいって話すといいらしい・・・! という認知が少しでも広がるといいな。
何か仕掛けを考えてみたいと思います。
2024年大学入試改革
今日は研修でした。
移行期間を経て、2024年度から本格的に「大学入学共通テスト」が本格導入されることに合わせて、高校入試にも変化が表れているとのこと。
この傾向は都道府県ごとに大きく違いがあるそうですが、それでも確実に、同じ方向に向かっていくことが予想されるとのことでした。
従来の教育に比較して「思考力・判断力・表現力」が重視されると言われていますが、その仕上げがこの入試改革なのですね。
具体的には、複数の文章や図表などの統計情報から情報を読み取って、考えて回答するような設問が増えているようです。
確かに、最近の中学の授業見学でも、各教科で、データをまとめさせたりデータから読み取れることを議論させたりしていました。
うちの子(小6)が持ち帰ってくる宿題やテストの問題を見ても、グラフの問題ふえているなあという印象はかなりありましたね。
単に知識を覚えるだけだった、わたしたちの頃の受験勉強とはかなり様相が違っています。
日ごろから、「なんでこうなるのかな?」と問いかける、お互いに考えて自分なりの答えを伝え合うような、学びのかかわりが大切とのことでした。
学校の授業だけでは足りない分を、ご家庭や個人塾で補っていくのがよいのだろうなと思います。
対話を通して、学びが楽しいと思える教室でありたいです。
ドラマと国語力
昨日はコンフィデンスマン.jpの映画を観てきました。
次女はドラマが大好きで、このシリーズもお気に入りです。
わたしは最近は観れるものがかなり限定的になってしまいなかなか趣味が一致しないのですが、今回は期待以上で楽しめました。
瀬戸康史くんがいろんな顔をしてくれるのが大変よかったです。
さて表題の件。
小6の次女が、二時間のストーリーを集中してしっかり理解しようとするのを見ると、この子は全然本を読まないのに言葉の力や状況把握の力、理解力や判断力をそれなりに鍛えているのだな、と思うことは日ごろからよくあります。
ドラマはわたしの十倍くらいは観ますし、ディズニーやハリーポッターなどの映画は何度も繰り返し観ますし、意外と侮れないのはYoutubeでお笑いをすごくたくさん観ていることだと思います。
いわゆる国語力をどう鍛えるか?
と考えた時に、最もシンプルなのは読書量を増やすことですよね。
うちの子たちが小さい時に意識していたのは、公文式教室のこんな標語です。
歌二百 読み聞かせ一万 賢い子
賢い子。
「賢い」にはいろいろありますが、言語力を賢さの土台とする前提がここに見えています。
言葉のシャワーは小さい時から、なんなら胎児の頃から浴びせたほうがいいとされています。
この数字は真に受けなくてもいいとは思いますが(読み聞かせ、毎晩ひとつずつしても10年たってもまだ3600ですからね)、どれくらい言葉をかけるかの目安にはなっている気がします。
でも、うちは上の子も下の子も読書好きに育てることには失敗したんですよ。。。
やっぱり読み聞かせ一万、がハードル高すぎて適当にしたのがいけなかったのでしょうか笑
特に次女は、おそらく小児遠視の影響もあり、4年生くらいまでは縦書きで文字が詰まっていると何度も同じ行を読んでしまうと言っていたので、本を読み切ることは拒否していました。
ですが冒頭に書いたように、ドラマは小さい頃から大好きです。
次女は文字で読むよりも、映像であったり、音や抑揚があるせりふのほうが圧倒的に世界を理解しやすいようなんですよね。
多動で、ちょっとでも面倒なことをやっている時はものすごく気が散るタイプでもあり偏りが大きいので、得意なインプットにも顕著に差があるんだと思われます。
どこがおもしろかった、というポイントや印象に残ったシーンを話してくれるので、とらえ方がわたしと違っているのがよくわかるのもおもしろいです。
国語や言語力は、コミュニケーションと思考の基礎なので、文字を読解するということよりも「物語」や「人間模様」への関心と広くとらえるのがいいかもしれないですね。
読書が苦手な子も、勉強ができるようになる仕掛けがあります。
学研 向陽台教室のページはこちら
入学準備BOOKとひらがな表。今求められる力とは?
子どもたちが小学校に入る前は、わくわくどきどき、
いろんな気持ちがよぎりますね。
初めての教室、初めてのクラスメイト、初めての授業。
学ぶこととの出会いを、どうか楽しめますように。
はるかぜ保育園さんの年長さんたちに、ひらがな表のプレゼントをしてきました。
入学準備BOOKは保護者さん向けの情報誌です。
文科省の方針が劇的に変わっておりますので、
教育を取り巻くすべてが、保護者さんの子ども時代とはかなり違った様相になっております。
いいことも悪いこともありますので、情報を集めておくに越したことはありません。
中身をちょこっとだけご紹介。
注目は表現力ですね。
心理師の仕事の中に、授業観察がありますが、いわゆる「発表」の時間が小学校も中学校もかなり増えています。
今までの子どもたちだとやっぱり発表って、ハードルは高いんじゃないかな〜と思っていましたが、小さい頃から「なぜそう考えるのか」を言葉にする練習をしている子たちはわりといるみたいで、すっかり慣れたもののようでした。
そんなに得意じゃない子も、ちゃんとトライして、みんなから質問や拍手をもらってました。
YouTuberに憧れを持つというのもあながち悪くはないですね。
人気YouTuberはお話しが上手ですから、そこに憧れる子たちもたくさんいて
臆せずプレゼンをがんばる小学生・中学生も自然に生まれてきているんだなあと思いました。
学研の教材は思考力・判断力・表現力の習熟をきちんと押さえています。
幼児から中学生の方まで学習ができます。よかったら体験しにきてくださいね。